はじめに

先日、久しぶりに「試験」というものを受けてきました。 挑んだのは、英検5級です。

まだ合否の結果は出ていませんが、試験会場の独特な空気感を味わいつつ、
無事にマークシートを埋めて帰ってきました。

「なぜ今、大人が英検5級なのか?」と思われるかもしれません。 今回は、英検を受けた理由と、
長年仕事をしていく中で大きく変わった「資格の有効性」に対する私自身の考え方について、
書いてみようと思います。

「なんとなく、多分できる」からの脱却

正直に言うと、私は昔から英語が得意ではありませんでした。
中学、高校、大学と英語の授業を受けてきましたが、成績が良いわけでもなく、かといって落第するほどでもない、
というレベルでした。

そのため、勝手な自己分析として、「まあ、基本的な読み書きくらいなら一通りできるだろう」と、思っていました。

しかし、ふと考えたのです。 「それって、何か客観的に証明できるものがあるのだろうか?」と。

英語をメインで使わない仕事を20年以上続けてきた中で、自分の英語力がどれくらいの位置にあるのか、
本当の意味で理解できていないことに気づきました。
そこで基礎から自分の力を可視化するために行き着いたのが、英検5級からのスタートでした。

「資格なんてあってもなくても、、、」と思っていた過去

実は、私は昔から資格というものに対して、半信半疑なスタンスをとっていました。

たとえば、20年ほど前に取得した「基本情報技術者」の資格。
実際のところ、その資格がなくても仕事自体はこなせましたし、「資格があって本当に役に立った」と思える瞬間は、
これまでのキャリアの中で数えるほどしかありませんでした。

業務上、必須とされる特定の資格を除けば、「資格があってもなくても、仕事ができるかどうかが全て」だと
本気で思っていたのです。

経験が増えたからこそ見えた「資格の本当の価値」

しかし、経験を重ねるにつれて、少しずつ考えが変わっていきました。

長年仕事をしていると、業務知識も増え、経験値も着実に積み上がっていきます。
過去にやったことと同じ領域であれば、「次もできます」と自信を持って言えます。

ですが、逆に言えば「やったことがあることしか、できると証明できない」ということでもあります。

もし実務から少し外れた領域を担当することになったら? 「経験があります」という言葉だけでは、
どこまで対応できるのか相手に伝えるのが難しい場面が出てきます。
自分の能力を、自分以外の「誰か」に証明してもらう必要性を感じるようになったのです。

この時に初めて、資格の持つ本当の有効性に気づきました。

資格に対する私の考え方の変化

  • 資格は、100%仕事ができることの証明にはならない。
  • けれど、「ある程度広い領域の基本知識を持っている」という客観的な証明にはなる。
  • しかもそれを、公的な機関が保証してくれる。※当然、資格によりますが

自分ひとりの自己申告ではなく、第三者機関が知識の土台を証明してくれる。
これは、時に過去の経験と同じくらい価値があることなのではないか、と思うようになりました。

もちろん、実際に現場できちんと仕事ができるかどうかは別の話であり、
日々の努力が必要なのは言うまでもありません。それでも、自分の知識の幅を客観的に示す手段として、
資格は非常に優れていると感じました。

これからの目標:目指すは「英検2級」

今回、大人が英検5級に合格したからといって、明日からの生活や仕事が劇的に変わるわけではありません。

しかし、これをきっかけに自分の知識の証明として、段階を踏んで資格に挑戦していこうと考えています。

一つの大きな目標として掲げているのが、「英検2級」の取得です。

日本英語検定協会のサイトによると、2級で求められるレベルは次のように定義されています。

社会的な話題について、文章や話の展開を把握しながら概要や要点、詳細を理解し、
情報や自身の考えを展開を考えながら詳細に伝えることができる。
引用元:公益財団法人 日本英語検定協会

英語から離れて20年以上。ここから2級まで辿り着くのは決して簡単ではないですし、
長い道のりになるのは明らかです。

それでも、何か明確な目標があれば日々の学習も頑張れる気がしています。
まずは今回の5級の結果を静かに待ちつつ、焦らず一歩ずつ、
自分のペースで英語力を積み上げていきたいと思います。